旅行5日目の朝。日の昇りきらないうちに目を覚ました。


窓を開けると広がる、この、素晴らしい景色。世界遺産の破壊力はんぱないよー


半開きの目で浴室にこもって、準備して朝の散歩に出かける


朝も早よから、ねこさんはかわいい


道でおっさんに「チャイ?」ってナンパされて、ついてったらチャイハネのご主人だった。0.5リラ(30円)。うまし。


チャイハネを出た直後に見た光景。パンの置き方、これ、フリーダムが過ぎるんじゃないの。


広場。わんちゃんたちもお元気ねー


眺めが素晴らしいと評判の丘へ向かう。小道は、いちいち興奮を誘います


先に行くのが楽しみになる


「フドゥルルックの丘」到着。右の方から、何やら小動物が近寄ってきています。


夫「おまえの名前はウシミチだ!」って。すっかりなついてずっとついてきた。ねこ。


こんなちっちゃな画像に切り取るのは勿体無いなあ、と思いながらも、ファインダーを覗くのが楽しかった


犬よ、贅沢な景色に背を向けて何を見てるのよ。


9時から昼食なので、高台にいるのも程々に宿へ戻ります。


「あれ、鹿の角かな」「鹿なんているのかな…あ、なんだ、木の枝だ」ぎゃふん。


朝食は庭の奥でいただいたのです。


バゲットのスライスとシュミット(ごまの付いたパン)。絶対に食べきれないと思ったのにおかわりした。うますぎ。


ジャム、ヨーグルト、チーズ、バター、その他。貪るようにばくばくと食べた


チェックアウト。ステキドアを閉めたら、さあさあ街へ!


こんな路地が生活圏内にあれば良いのに。そうしたらずっとそこにいるのに。


おもむろに塀に登ってじっとしてると思えば


視線の先には川があった。


観光地らしい雰囲気のところをはなれていく


「KIRALIK」の文字に夢中になった。for sale的な意味なんだと思うので


うっとりしながらさらに歩を進める


そしたらね、そりゃあいますよね。猫です。


猫と猫です。


歩き疲れたので「チャイ飲もう」「飲もう」そういうことになった。


それは、土産物屋のおっちゃんのおごりのチャイです。おっちゃんは、1分に4回「ハンドメイド!」と言いました。


ベッカム(似)の後ろをついていったら、トルココーヒー屋さんに声をかけられたので素直に入った。


水から煮立てて、上澄みだけを飲むという変わったコーヒー。


濃厚だけど苦すぎない、不思議なお味でした。紅茶党の夫もご満悦であった。


店のご主人は同世代ぐらいに見えた。音楽データのつまったCDを久しぶりに見た気がしたの


お昼時だったのでロカンタ(大衆食堂)へ。ピデとか茄子の煮たやつが美味しすぎて、もう悶絶。


『いぬが なかまに くわわった !』


学習旅行っぽい子どもたちのいる広場。みんなかわいい。


不思議な模様の猫がいた


「おれは金属製品を買うよ!」と言って目を輝かせながら金物屋の集まる路地を歩く夫。


昨日から悩み抜いた彼は無骨な鎌を買った。喜んだおっちゃんは鉄を打っているのを見せてくれた。


そして鍛冶場にいた若い男子についていき、徒歩30秒のとこにあった店で細工の入ったお盆を買った。おうち用。


そしてチャイハネににしけこむ。隣りのテーブルのカードゲームに夫が呼ばれた。


私もチャイをおごってもらいつつ、ガイドブックと「思考の整理学」をちまちまと読むなど。


疲れもとれたし、お散歩再開。この小道の雰囲気、すごく好きでした。


朝来たロクム屋「Safrantat」に迷いながらも舞い戻る。店員のおにーさん(30)もちゃんといた。


たっぷりのロクムとチャイをいただき、ガイドブック例文集から日本語を教える「これは?」「あなたに会えてよかった、です!」


だんだん日も傾いてきました。


「そうだ、もう一回丘に登らない?」と彼が言ったので、丘へ向かう。


途中、通りがかりのイスラム寺院に侵入。


IZZET MEHMET PASA CAMIIというところ。


繊細な美しい空気に圧倒された。だけどモザイク、うまく撮れなかったなあ。


再び丘へ。この4枚を並べたかったがために


ここまで何枚もhtmlファイルを生成してきたんです。


ホンモノの景色のことを忘れずにいられたらいいな。


オチを求めたつもりはなかったけど、坊主が写ってしまいました。


堪能ののち。


桜も見ずに日本を発って、まさかバラ科のきれいなのをこの地で見られるなんて思わなかった。


街へ戻る。


往来で朝会った猫「ウシミチ」に奇跡の再会。


そしてロクム屋の向かいのおばちゃんの食堂に。


頼んでない一番高いメニューがきて、揉めた。説得して分かってもらった(通じない日本語でな)。


残り時間も後わずかとなり、交番前の広場でお喋り。警察のひとに手を振ったら振りかえしてくれました(なにやってんだか)


預かって頂いていた荷物を回収、心からのお礼を申し上げ宿を去る。あの素敵な宿がずっと続きますように。


ドルムシュ(乗り合いタクシー)初体験。上り坂5〜10分くらい乗って、1.5リラ(100円)。


電話で話しながら後をつけてきて、バス会社の建物内に入っても尚様子を伺ってくる少年の恐怖におびえた夜でした。

次の日へ進みます